自分の仕事を語るのがややこしい
何の仕事をしているのかを答える時、名刺の肩書きに書いているとおり「Webクリエイターです」と言うのだが、大抵は「?」という顔をされるか、「なんかかっこいいね」と言われて恥ずかしい。
ハテナが出た場合は、Webの設計からデザイン、コーディング、なんなら営業も、あと制作後のフォローなども、Web作る際の工程を最初から最後まで一通りやる仕事なんです。という話をすることになる。
毎回この流れになるのが、ちょっと面倒なので、「Webデザイナーです」と言ったりしたこともあるが、デザインは作業のうちの一つなのでそれを自分だと表現したくない。
最近は「ホームページを制作する人です」と、なんとも締まりがない説明をしているのだが、意外にこれが一番落ち着いている気がする。
Webクリエイターってどんな仕事?
調べれば丁寧に書いてくれているサイトがあったので、引用させていただきます。
Webクリエイターとは、Webサイトやコンテンツ制作作業全般を行う職種です。HTMLやCSSと呼ばれるマークアップ言語の知識や基礎的なデザイン能力をもち、顧客のイメージを正確に把握して綿密な打ち合わせを重ね、どのようなWebサイトやWebコンテンツが必要かを検討します。
例えば、集客を目的としている場合、SEO(検索エンジン最適化)や、広告戦略などを考えることもあります。その後、顧客の要望に沿ったWebサイトの構築や内容の更新を行います。
Webデザイナーと混同されがちですが、Webデザイナーは主にWebサイトのビジュアル面を担当する職種です。Webクリエイターの方がより豊富な知識を持ち、幅広い業務に携わります。
引用:IT職種図鑑
改めて調べてみると、こうやって言えばいいのか!と学びがあった。
「Webサイトやコンテンツ制作作業全般を行なっています」と言えば良いのだ。
Adobeの使い手
WebクリエイターはAdobe Masterでもある。
この仕事はAdobeとの契約からスタートする。
業務で使用するソフトは基本的にAdobeのXD。
XDはWeb制作に特化したソフトで、3,4年前にリリースされたもの。
それまではイラストレーターやPhotoshopを使ってwireflameやデザインを作成していたのだが、そんな中でちょっと面倒だな、どうにかならないかなといった使っているからこそ感じるイライラな部分を全て解決してくれた、Web制作者にとっての神ソフトなのだ。
Web制作者がどうやったら仕事しやすくなるかなと徹底的に研究して作られたソフトだと感じることができるので、XDを作ってくれたAdobeの開発者さんに心から感謝したい。
一番感動した機能として、プロトタイプを制作できるので、コーディング前なのに画面でJavascriptのような動きまで確認することができる。クライアントさんに提示する際に分かりやすいし、赤入れも画面上でしてもらえるからめっちゃラクなのだ。
XDがあればWeb制作は基本いけると思うのだが、ちょっと凝ったイラストやSVGの書き出し、細かい写真加工などはイラストレーターやフォトショップが必要になる。
動画制作ではPremiereが必要になるし、元祖Web制作ソフトのDreamWeaverもある程度使えておいた方が良いだろう。
そんなわけで、AdobeのCreative Cloudコンプリートプランをサブスク購入し続けているが、たっぷりお世話になっているので、高いと感じない(ようにしている)。
この仕事を続ける以上お世話になり続けるサービスなのだろうと思う。
もう20年以上もAdobeと共に生きてきた。
多分、老いても小銭稼ぎのアルバイトでAdobeを使うことがあるだろうから、この先もずっとAdobeのアップデートに対応していく人生になるのだろうと思う。
Adobeのソフトを使いこなすこと、それがWebクリエイターにとって最も重要なことなのだ。(諸説あり)